オランダと安楽死

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先日、オランダでは安楽死が「転倒する不安」「認知症」で認められるという記事が話題を呈していた。つい最近、父親の癌との闘病を見ていた身として思うところも多く、次のようにコメントをした。

オランダという国は、家族や社会についての考え方が常に実験的で世界に先んじていますよね。元々、宗教戦争によってスペインやフランスにいられなくなった、プロテスタントにより形成された移民国家であることも、先進的な取り組みに積極的になれる要因のひとつなのかもしれません。にしても、「オランダで安楽死した人が2016年に亡くなった人の4%にも達している」のはすごい。

オランダの先進性について

世界史におけるオランダについて、以下の本に端的にまとめられていたので、参照する。

オランダといえば、チューリップと風車、フランスとドイツに挟まれた平坦で小さな国というイメージですが、ヨーロッパのなかで、いち早く近代に突入した国で、ヨーロッパの世界進出の尖兵でした。
片山杜秀 大学入試問題で読み解く「超」世界史・日本史 (文春新書) 

中世のヨーロッパで起こった宗教改革により、当時のスペインやフランスでは、カトリックによるプロテスタントの弾圧が進み、それに耐えきれなくなったプロテスタントの人々はネーデルランド(オランダ)へと集まっていった。

そうやって民族や言語に関係なく社会が形成されたため、知的な集積が起こり、当時の列強であるイングランド(イギリス)と覇権を争うほどの強国になっていったのだ。現在のアメリカの原型のような国であると言える。

そういった歴史的な背景があることが、オランダが家族や社会についての考え方が先進的である理由のひとつなのかもしれない。

安楽死の是非

何処で亡くなるかが、その国の高齢者介護・医療への考え方やシステムを明確に示している。「大病院・大施設から在宅へ」という基本的な潮流は多くの先進国で共通している。http://diamond.jp/articles/-/134137

日本では80%もの人が医療機関で亡くなる。これが欧州諸国では50%、オランダでは30%と世界で最も病院で死ぬ人の割合が少ない。

僕の父親が亡くなる直前まで言っていたのが「家にいたい」ということだった。ほとんどの人は、病院の無機質な空間ではなく、家庭の温かい空間で最後を迎えたいと思うだろう。にもかかわらず、日本では8割もの人が病院で最後を迎えている点を見ると、これはとても大きな課題であると感じる。

上記の「欧州に比べて、日本では死ぬ場所を選べない人が多い」という問題の先には、安楽死の導入という非常にセンシティブな問題が存在する。「死を選べない」という問題だ。

記事によると、オランダは世界で初めて安楽死を法制化した国だという。加えて、「末期ガンで闘病する患者を苦しみから解放する」だけではなく、「歩き出すとすぐ転んでしまう。でも車椅子は利用したくないし、入院、入所も嫌」という理由で安楽死を選択した人もいるそうだ。

それを知り、そこまで社会に安楽死が受け入れられているのかと驚いた。「日本も安楽死を導入すべきだ」などと軽はずみには言えないが、本人の意思を尊重する姿勢はとても素晴らしいものだと思う。患者にとっては、選択肢の幅は広い方がいいかもしれない。この記事を読んでぼくはそう感じた。

その一方で、忘れてはならないのが医者の存在である。オランダでの安楽死も、あくまでも医療の範囲内で行われているものだからだ。記事によると、医者にとって、安楽死を担当するのは相当なストレスがかかるようだ。

ボスキルさんは、「安楽死の実施日の前の晩は寝られません」と打ち明ける。この10年間で平均すると毎年4人ほど安楽死に出会っている。

News Picksでも現役の医師が以下のようにコメントをしている。

こういった医療の問題は、つい患者側の立場でしか物事を考えなくなってしまいがちだ。しかし、医療従事者の立場での視点も持っておかないと問題の抜本的な解決には繋がらない。両者が抱えている問題を照合して初めて、最適な解決策が分かるからだ。

ぼくは、死について考えることは、とても大切なことだと思っている。死に向き合うことで初めて生に向き合うことができる。必死に生きている人は皆、心のどこかで死を意識しているのだ。

だからこそ、これからも、こういった問題は積極的に考えて、コメントをしていきたいと思う。

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