論理と意思決定の関係について

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最近ようやく納得できたことを、自戒の意を込めて書いておこうと思いました。

以前まで、人が未来に向けて行う最善の行動は、論理的に考えて決断されるものだと思っていました。

「なんでそれをしようと思ったの?」
「なんのためにそれをするの?」

論理で考えて決断した行動に対しては、このような質問にうまく答える事ができます。就活で志望動機として用意するような「私は以前にこういう経験をしたので、将来こうしたいと思いました。」といった解答です。

一方で、直感やひらめきといったものを信じて取る、必ずしも論理的とはいえない行動もあります。「理由はうまく説明できないけれど、こうした方がいいと思った」といったなんとなくの感覚を頼りにした行動です。

こういった行動は、論理的に説明できる材料が曖昧なため、周りの人に納得してもらえることは少なく「それは間違っている」といった批判を受けやすくなります。

自分を例にすると、「このまま卒業して、就職しても3年で辞めて振り出しに戻るだろうな。それなら今の段階からもっと成長できる環境にいた方がいい。」と思い、大学を辞める決断をしたときは、周りの人から散々に反対されました。

論理で考えると、そんなことをしたら大卒で就職できなくなる。3年間が無駄になる。ということです。

そのときは、自分では自分の選択に自信を持っていましたが、「なんで?」「どうして」といった質問をする人に論理的に納得してもらう事ができず、最終的には(お前らには分からんやろな)と思う事で、自分の中で強引に折り合いをつけていました。

そのため、その後しばらくは、人生における極めて重要とされる決断を行うときには、直感やひらめきを頼りにすることは間違っているのかもしれない。と悩み、不安を感じることになりました。

このように、直感的な意思決定よりも論理的な意思決定の方が一見、正しく思われます。しかし、色々と勉強する過程でようやく、論理的な意思決定は必ずしも正しい選択ではないと納得できるようになりました。

理由は3つあります。

1.社会は人が把握しようの無いほど複雑
2.かつては論理的でなかった行動が未来を作ってきた。
3.技術革新のスピードの変化

まず、人の論理には限界があります。様々な要素が作用し合いながら変化し続けている複雑な社会について、人が把握できる範囲は非常に限られています。

〇〇だからこうした方がいいと思う。という論理そのものが間違っている可能性があるということです。

例えば、公務員は将来安泰だから結婚するなら公務員がいい。といった意見をよく耳にしますが、公務員だから将来安泰で幸せという論理そのものが間違っている(変わる)かもしれません。

次に、歴史を振り返ると、これまで社会を発展させてきた人達が取った行動は、その時代に共有されていた論理で考えるとあり得ない事ばかりでした。(将来の時点から見るとその行動は正しかったが、当時の人にはそれが分からなかったという事が歴史を紐解くことで理解できる)

コペルニクスは、宇宙は地球を中心に回っているという間違った論理を皆が持っていた中、現在では自明の理とされる地動説を唱えました。(当時の人々には全く相手にされなかった)

アインシュタインは、物質の運動に対して皆がニュートン力学という論理で納得していた時代に特殊相対性理論を唱え、それまで万物に適応可能だと思われていた古典物理学が通用しない運動についての理論を構築しました。

このように、各時代で正しいとされていた論理は根本的に間違っている(変わってしまう)ことが往々にしてあります。もしも、コペルニクスやアインシュタインが論理だけを頼りに意思決定をしていたならば、その時代に地動説や特殊相対性理論を生み出すことはできなかったでしょう。

そして、現代は社会におけるソフトウェアの変化が史上最も速い時代です。※社会におけるソフトウェアとは、人々が協力して行動する事を促進する制度や秩序のことです。 ≒ 皆んなが共有している考え。

いうまでもなく、この変化の速度を加速させたのは技術革新です。現代は、インターネットやスマートフォンが情報の流動性を上げたために、社会におけるソフトウェアは加速度的にアップデートされていきます。

例えば、人々の労働に対する共通認識は急激に変わりました。会社人間、モーレツ社員といった(団塊世代まではプライベートを犠牲にし働くことは尊いとされてきた)言葉は死語になり、今ではブラック労働と呼ばれ社会で非難されるようにまでなっています。

暴力に関してもそうです。今では非人道的とされる行為でも、以前の社会では当たり前に行われていた行為は沢山あります。中世から近代へかけて拷問や奴隷制度が無くなり、戦後から現代へかけて体罰問題やハラスメントといった言葉が強い影響力を持つようになるなど、時代を通して社会の暴力への許容範囲は狭まり続けています。(中世ヨーロッパの人道革命に貢献したのは印刷技術の発展という説が有力)

このように、技術革新と社会のソフトウェアのアップデートが相互作用し、社会について人が認知できる範囲がどんどん狭くなっているので、人生における論理的な意思決定によって得られる利も薄れているのではないでしょうか。

これらの理由から、自分が持っている論理そのものは、その時点ですら社会に適していない可能性があり、その可能性は社会の変化が加速するにつれて高くなり続けるので、論理では説明しきれない行動を勇気を持って取ることは間違いではないと納得できるようになりました。

まとめると、論理は人の可能性を制限する側面があるので、人生の選択においてはその時代の論理だけで考えずに、直感やひらめきといった曖昧な判断も辞さない勇気が重要であるということです。

※といっても、自分は論理的に意思決定を行う事を否定したり、直感やひらめきで人生を決めるべきだと言っているわけではありません。ただ、「人は必ずしも論理的に人生を選択しなくてもいい」という事実を確認できたことが、自分にとって重要だと考えているだけです。

最後に、他人に対しても、自分が持っている論理が間違っているかもしれないという認識を持ち、直感やひらめきといった必ずしも論理的ではない自分の感覚を信じて行動する人のことを尊重できるようになりたいと思います。

2017.1.26(以前に他のところで書いていたことを転載しています。)

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